2008年12月05日

≪募集≫ 12月21日・回文の日記念作品

【呼掛け】
ダイヤ12月21日は、回文の日です。
つきましては、当「回文迷宮」では、
去年に引き続き、題付きの回文連作を募集します。
通常とは趣を異にして、連作投稿としたいと思います。
連作では作者の個性的な回文世界が描けるものと期待します。
今年投稿した中からの自選でも構いませんが、
テーマ性のある書き下ろし作品を期待します。
回文の日の12月21日までに当稿しましょう。過ぎても可です。
今年最後の締め括りとして創作回文連作に挑みましょう。

【要領】
 ・回文作品の連作。形式と数は自由
 ・題をつけましょう
 ・なるべく書き下ろし。既発表作品も可
 ・投稿随時。12月21日を目がけて
 ・コメント付き可
 ※要領等にご意見や提案などあれば、早めにお知らせ下さい。

【参考サイト】
 ▽日本記念日協会 今日の記念日
 ※日付検索かキーワード検索してみて下さい。
 http://www.kinenbi.gr.jp/
 ▽当BLOGの2007年12月の回文の日記念作品
 http://kaibunmeikyu.seesaa.net/article/73217159.html
posted by 二健 at 01:32 | Comment(23) | 回文の日
この記事へのコメントや投句
古今の名句をリメイクしました。
元句を当てて下さると嬉しいです。

<名句 リメイク>

1)失意耐え冬枯れが夕枝逸し

2)道後にて春告げ鶴は手に業と

3)ひとつ咳俳句極意は季節飛び

4)甘草の芽吹き雪踏め農村が

5)霜解け崖だ茅ヶ岳書けと文字

6)並ぶ跡西が東にとアブラナ

7)缶切れば鳥啼くなりと晴れ銀河

8)一粒の白露弥勒は野仏問ひ

9)虹の環と繋ぐ行く夏永久の地に

10)森よ草優れ枯れ様咲くよりも

11)暗ひ時化髪の毛のみが罌粟開く

12)白地絹帯締めし日を脱ぎ散らし

13)月光を求め夢とも追う子告げ

14)春惜しき榎樹々の絵雉子おるは

15)白藤も緑森富み文字降らし

16)ほととぎす平安愛へ杉と徒歩

17)手と綯えば縄の卯の花南風な土手

18)光る風見せ場翡翠急かる歌碑

19)動く葉が白ぞ恐ろし乾く業

20)翠蔭かパティオ置いては簡易椅子
Posted by 徳永未来 at 2008年12月06日 18:05
こ、、これはすごい!
この世界には疎いので元ネタは知りませんが
独立した作品として名句ぞろいだと思います!!

私は昨年と同じくストーリー川柳で行こうと思います
前半部分が完成し、後半部分を考えているところだったのですが、
徳永未来さんとのあまりのレベルの違いに頭を抱えてしまいました
いまさら方向転換もナンなのでそのまま続けていきますが
作風の違いは笑い飛ばしてやってください(;´д` )
Posted by のえら at 2008年12月06日 23:13
(小倉山勝手に返歌)

異国から想(も)い来つる身よいま母は毎夜見る月妹らかく恋い

散る波は乞いぬれどもや科の身のかとや戻れぬ以後はみな流地

八十島は見き海人も散る遠の瀬の劣る地もまあ君はましぞや

長き津の葉よ花よ実よ耐う時と歌詠みよ汝は夜半の月かな

和歌の世も期せづ身を裂く逢坂さ多くさを見つ関も世の河

仮なれば端(つま)漏る露よとび濡れぬ一夜譲るも待つ晴れなりか

鹿と秋けなげに棲めど紅葉断ち身元雌逃げ嘆き跡かし

人麿も炉も無く山でひとりなり訪ひて魔や来な諸もろ惑ひ

元良は以後の障りのみな負うを波乗り業の恋はしよとも

とりあえず騙す道祖路身も馳せば紅葉そうどすまだ末ありと

しらじらと戸を白綱も生地白し時期も夏らし大臣(おとど)ら知らじ

弱るとき耐う姿かな身を詰みつ女(おみな)方がす歌気取るわよ


(その後の源氏歌)

葬送も他人の誹りもかつ果てば塚盛りし苑問ひ申そうぞ 
 
身の憂さや行きて採りきか箒の木葉は限りとて消ゆ野草の身

妻と娘よ迷いてゆく水川の瀬の吾が罪悔いていま夜毎待つ

抜け出しか機を逃しても軒端には気の持てしかの荻がしだけぬ 
 
綜麻形の問いし神の瀬床果てば異世の身かし糸の誰が添へ

幼さを愛いと手回し恥も何もしばしは待てという幼さを

安らぐも恋と思いきな紅花はにべなき妹と以後も暮らすや 
 
濡れまどうそこに萎るる哀し藤流るる星に去年疎まれぬ
  
泣かぬさま他人の見きやも避ける夜今朝もや君の問ひまさぬかな 
 
消へつ旅申す痛みな問ふ夜よふと涙出ず思ひ断つべき

春かなた水面におぼろ月の夜の来つ路傍にも涙流るは
   
弓月なり和歌も恋ゆえ交す御簾わが得ゆ庇護も変りなき露 
 
落差増す草も枯れなば闇の地の宮離れかも咲く須磨桜

しれた身や名ばかり解ひて増す咎と須磨でひとりか花や乱れし
  
宿知らず水面散る雪今朝の海の避け来ゆる地も波辛しとや
Posted by 北川幸夫(代) at 2008年12月09日 00:16
##########################
いつも切り込み隊長ののえらさん

今年はどんなストーリーでしょう?

ゆきおさんは古典をしのぐ作品の数々、素晴らしすぎですね。
Posted by 徳永未来 at 2008年12月09日 17:39
12月6日以降の書き込みが、ついさっきまで読めませんでした
自分の書き込みもエラーになったと思い、12月の板に書き込み直していました 
時々起るんですが、なんの不具合なんでしょうね?

北川さんの連作、
このサイトに載っていなければ、誰も回文だとは気づかないんではないでしょうか
表現力に驚嘆しました!

・・・・・この後に自分の作品を書きこむのって気が引けます
まだ作成中ですが、ひどい内容ですよ(^^;)
Posted by のえら at 2008年12月10日 00:15
HAPPY☆LUCKY☆777HAPPY☆LUCKY☆777

素晴らしい俳句に短歌、感動しました。

徳永さんの元の俳句ですが、不勉強ゆえに、私には殆ど解りません。

6番は、菜の花や月は東に日は西に。
7番は、柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺。

だと思います。


北川さんの元の短歌も、不勉強ゆえに想像が着きません。

1番の、異国から〜は、天離る夷の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ(柿本人麿)。
2番は、百人一首にある、八十島かけて〜という和歌。
7番の、鹿と秋〜は、わが岡にさ牡鹿来鳴く初萩の花嬬問ひに来鳴くさ牡鹿(大伴旅人)。

だと思います。

徳永さんの16番の、ほととぎす、にヒントを得て、有名な川柳の変化(返歌ではございません)を作ってみました。


鳴かぬなら〜ホトトギスより。


素で斬るや出来ん短気で殺る気です

ようこいた鳴かしたしかな太閤よ

永久が苦と妻耐えた待つ徳川と

Posted by 招福万来。 at 2008年12月11日 22:41
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「よし以下の事をば積もお気が愛でて
妾を持つは男の甲斐性」

隠し事二号正午に床敷くか
遅うなるわ接待だっせ悪な嘘を
嫁厭う騙せたぜまた疎い目よ
とことんよよう逢う逢うよ四度五度

由砕き三泊半さ帰宅しよ
妻はどこお帰り笑顔言葉待つ
書置きが居間には二枚書置きが
湧く意飛び「戻れ!」キレども「他人いくわ…」

よーし来ん!へ?誰?誰だ?弁護士よ
知らぬワシしら切る気らし皺濡らし
探偵が愚行報告書いてんだ
突然よ写真連写し4セット

今頭下げ土間土下座まだ甘い
断つさ妻とあるメルアド抹殺だ
異性割つ行動打とう小遣い制
強いて乞うよ仕事日々どこ証拠提示

馬鹿なのよ浮気にぎわう世の仲は


こんな作風が有ってもええでしょ(*^▽^*)
Posted by のえら at 2008年12月11日 23:05
招福万来。さん

元句推理ありがとうございます。

6)は仰る通り与謝蕪村の「菜の花や.....」です。

7)は残念ながら、私の参考にした元句とは異なるのですが、
面白い解釈であり、角度だと思いました。缶を切る音が、
どこか鐘の音に通ずるものがあるのかも知れませんね。


柿つかみ 鐘撞く常か 三日月か
Posted by 徳永未来 at 2008年12月12日 01:01
連続のカキコご容赦ください。
のえらさん、実録か?

副題は「いや、バカで手が早い」^^

起承転結があってリズミカルで
回文の楽しさ堪能です。

それぞれに数字を盛り込んだ回文がリアリティを増していますね。
「とことんよ〜四度五度」「居間には二枚」なんて
最高です!のえらさんならではですね。ワロタ^^

「今頭下げ土間土下座まだ甘い」

土間で平謝りの情けなさが浮かびます。私はこれが一押しです。

ゆきおさんから選ぶなら「須磨桜」
招福さんは「素で切るや」を選ばせていただきます。
Posted by 徳永未来 at 2008年12月12日 01:18
HAPPY☆LUCKY☆777HAPPY☆LUCKY☆777

JR東日本のキャンペーン「美味し国 伊達な旅」より。
東京から仙台まで、東北新幹線の各駅の旅をしてみました。

上野

今上野 名はねモネ 花の絵うまい

大宮

にわか日の入りと 大宮 冬の夕やみ 大鳥居の氷川に

小山

良い席乗る 今や俺 小山いるの 帰省よ

宇都宮

夕やみの通路だ 「さー よき酒さ」 「ギョーザだろ」 宇都宮 冬

那須塩原

「那須で いい温泉を」「いいですな」

湯が湧いた 塩原ならば推したい わが湯

新白河

夜の新白河から 紳士乗るよ

郡山

私 郡山 今やり起こしたわ

福島

ダシうまく工夫 福島 牛だ

白石蔵王

城 白石 和紙 色白し

蔵王夜で 宮城闇 出るよ魚座



仙台

(光のページェント)

よき夜景語るか 光る高いケヤキよ

(美味し国)

いまウニ カキよイカ トロと貝 よきカニうまい

(伊達な旅)

良い男性 伊達だい 仙台よ

(観光来んか)

「行こうよ新幹線」
「沿線鑑賞来い」

Posted by 招福万来。 at 2008年12月12日 23:15
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
徳永未来さんフォローいただきありがとうございます
自分自身の名誉のためにも「実録ではないよ」と宣言致します(*^^*)
昨年の「ほのぼのストーリー」に対抗して
ダブル不倫の「どろどろストーリー」にするつもりで
考え始めたんですが、最終的にはコメディになってしまいました(^^;)

ところで元句推理の件ですが、
3番の元句は「咳をしてもひとり」ではないでしょうか?
私が知っている数少ない句のひとつです
私は以前この句を元に
「季節飛び 冷凍トイレ ひとつ咳」という回文句をつくりました
部品は同じなのに、この「品格」の違いはなんなんだ(^◇^)

招福万来。さんのほととぎす、
私も徳永未来さんと同じく信長を推します
気に入ったのは「殺る気です」の部分です
言葉遣いの丁寧さがおもしろい♪

おまけの連作(数分でできました)

「料理のさしすせそ」
砂糖ドサ
惜しむ塩
酢足す
醤油失せ
味噌に染み
Posted by のえら at 2008年12月13日 19:08
HAPPY☆LUCKY☆777HAPPY☆LUCKY☆777

JIKENさんへ
遅れましたが、訂正ありがとうございました。

のえらさんへ
この回文俳句(川柳)は、絶対漫画にした方がよいと思います。読んでいて、コージー苑(古い例えですが)のような画像が浮かんで来ました。

コメント頂いた皆さんへ

1番めに一票、ありがとうございます。
なんとか皆さんに倣って、定型回文を。と考えていたところ、織田・豊臣・徳川のホトトギスならと、やってみました。

織田信長=短気というイメージが、単純でよかったかな、と思います。

織田家の子孫、スケートの織田信成は、「あなたならホトトギスをどうしますか?」というインタビューに、「鳴かぬなら それでいいじゃん ホトトギス」と宣ってました。

殺る(やる)は、映画のタイトルなどではよく使う表現なので、どうかと思いましたが、通用してよかったです。
Posted by 招福万来。 at 2008年12月13日 20:24

未来さん、僕の須磨桜選んで頂いてありがとうございます。

回文俳句はどれも本当に素晴らしい作品です。
とくに、

「白地絹帯締めし日を脱ぎ散らし」

「缶切れば鳥啼くなりと晴れ銀河」

なんかが好きです。


僕も俳句に疎くて本句が分かりませんでした。



∞--∞--∞--∞--∞--∞--∞--∞--∞--∞

のえらさん、お褒めの言葉ありがとうございます。

のえらさんならではの連作楽しく笑いながら拝見しました。

「探偵が愚行報告書いてんだ」

「突然よ写真連写し4セット」

「今頭下げ土間土下座まだ甘い」

このあたり最高ですね



∞--∞--∞--∞--∞--∞--∞--∞--∞--∞

招福万来。さん、

僕は信長(多分)の回文に一票です。


短歌にも深い知識をお持ちなんですね。
驚きました。

「1番の、異国から〜は、天離る夷の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ(柿本人麿)。」

ぼくの歌からこの歌を推理するなんて、すごいですね。

たしかに明石大門(おおと)の外は異国といえますね。
でも残念ながら僕の歌の異国は本当の異国でした。

遣唐使として唐に渡りついに生涯を異国の地に終わった安倍仲麿の歌、

「あまの原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」

でした。

人麿のは明石の門から大和の地が見えて、帰京出来る喜びの歌ですが、仲麿のは帰国できない悲しみの歌ですね。


2、3は多分ご想像通り、

崇徳院
「瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」

小野 篁
「わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人のつり船」

です。

二人とも流刑を暗示した歌ですが、崇徳上皇は刑地で無念の最期を遂げ、篁は後に赦免となって帰り咲きました。

「君はましぞや」はそういう意味を込めたのですが分かりにくかったと思います。
上の歌の人よりマシという、連作の利点を使わせてもらいました。


Posted by ゆきお at 2008年12月14日 01:36
#############################
のえらさん

ありがとうございます。

3)正解です。尾崎放哉の「咳をしても一人」です。
自由律、季語なしの句ですので 季節飛び という語句を用いました。


ゆきおさん

ありがとうございます。

「白地帯...」は杉田久女の

「花衣ぬぐやまつわる紐いろいろ」

「缶切れば...」は秋元不死男の

「鳥渡るコキコキコキと缶切れば」

それぞれ元句にしたつもりでした ><;


招福さん

さすが「鉄ちゃん」ですね。こんなに駅があるのを知りませんでした。

「蔵王夜で 宮城闇 出るよ魚座」

宮城をひっくりかえすと、「き、やみ」と闇がつきまとい
ダークなイメージになってしまいがちですが、

魚座、という語句を用いて、逆に夜空の星座の美しさを感じられるスバラシイ作品にされたと思いました。



Posted by 徳永未来 at 2008年12月14日 01:58
¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬
いやはや、
皆さんの回文熱と回文力には只々圧倒されるばかりです。
回文俳人の沽券は不渡り手形となりました。嗚呼
読書苦手な、わたしゃ手が出ない達磨状態です。
でもしかし迷宮が繁盛していて喜ばしい限りです。
まごまごしてないで連作を作らなければ(・。・; 25398
Posted by 二健 at 2008年12月14日 23:47
HAPPY☆LUCKY☆777HAPPY☆LUCKY☆777

徳永未来さん

コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、宮の反対は「やみ」です。
やみは、闇、病み。あまり良いイメージではない、回文キーワードです。

今回は、大宮、宇都宮、は旧仮名遣いで、夕やみ(ゆふやみ)と、宮、冬(みや ふゆ)という形で乗り切りました。
大宮にある氷川神社の夕暮れ、宇都宮の名物ギョーザを肴に酒を飲む雑踏、を表現してみました。

なるべく地元の特産や観光地を入れたかったのですが、小山、新白河は車窓風景、郡山は町おこし、となってしまいました。でも、キーワード限定ですから、致し方ないでしょう。

表現としては、宮城闇の所のように、星や月や明かりなどを、加えることくらいでしょうか。

実際に、魚座をはじめとする秋の星座は、あまり明るい星ではないので、街中では夜景など明るすぎて見えません。闇あればこそ、の世界です。
Posted by 招福万来。 at 2008年12月15日 21:19
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
鉄連作では
「那須で いい温泉を」「いいですな」
が最高です( ´∀`)b
この自然さがいいですな(*^^*)

自分の連作を読み返して転記ミス発見
 ×隠し事二号正午に床敷くか
 ○隠し事二号よ正午に床敷くか
Posted by のえら at 2008年12月15日 22:26
HAPPY☆LUCKY☆777HAPPY☆LUCKY☆777

のえらさん

那須に一票、ありがとうございます。
ご存知かと思いますが、那須と蔵王は、拙著の作品をアレンジしました。

駅名で回文シリーズも面白いかと思います。
しかし。
完全回文にこだわったら、無理みたいです。

日暮里(にっぽり)とリポッニ。
北千住(きたせんじゅ)とュジンセタキ。

難しいです。

「書いて知るサーバに、ユニバーサルシティか」
これは、なんとかできましたが。


「乗るよさあ京阪は行け朝夜の」

Posted by 招福万来。 at 2008年12月15日 23:49
¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬
  【 罰場 】

可か赤ロシア白か赤か
何処の異端螺子舐むや一八六〇年代の古都
露の足し算霊性連鎖したノロ
苦い傷笛ドストエフスキー如何に
無月は富み罪と罰ゲーム
首府ペテルブルグ来る振る手へ冬詩
負の数ぜ屋根裏部屋ヘラ畝やゼウスの腑
長谷部野良鵜閨か屋根裏の部屋は
自利かラスコーリニコフ後に利己ずらかりし
いじけ発鬱激しい

凡才否天才勇んでない違算簿
独り善がりの観念か糊が寄り飛び
花月の然り烏合高利貸しの付けか
老婆殺害且つ鯖売ろ
大貫目アリョーナよりアーメン担いだ
看板正義の斧奇異千万か
吸う躁も道連れつ魑魅妄想す
神がかり鏡か
義理の妹が問うも祈りし
誰ら穴奇怪な空想宮内嗅ぎ付けられた

柿もぐ役人ニンニク焼くも奇禍
だが誰はソーニャに添われたかだ
悲しみ耐えべさリザヴェーター魅し仲
木偶め傲慢はパンマ蠢くで
君もエゴ音節一線を越え樅木
クロスの交換が雨後の図録
弥太郎卑しいは支配者言う炉だよ
ペンキのミコールカ刈る塵の近辺
満月の城ごと人殺しの告げん間
夜風呂怒り問い伏すスヴィドリガイロフよ

隣室淫蕩漢買う豚一心理
妻マルファ嗚呼ブルマ待つ
誘惑の過去や古歌の桑植ゆ
留守湯出し危機見す盗み聞きして強請る
多湿差汁と酢瓶ピストル自殺した
助言と予審判事審判所豚家良し
ハロー冷なんせセンナヤ広場
湿気土国地位たる大地に口づけし
否鎌鼬ラドン積みツンドラ地帯賄い
結の輪廻の年利の付け
                 25597
Posted by 二健 at 2008年12月22日 04:55
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
w(@。@;)w すごい…「罪と罰」ですか?
二健さんはロシア文学への造詣も深いんですね
ストーリーを追った40の回文
単語の持つ迫力に圧倒されました

私の場合はロシア文学と聞いただけで尻込みしてしまいます
「罪と罰」は老後に時間を持て余すようになったら読みます(^^;)

唾と蜜と罪と罰
Posted by のえら at 2008年12月23日 00:14
¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬
いやはや、のえらさん。穴があったら入りたいです。
造詣も深いだなんてとんでもありません。

今年の秋の教育TVで「知るを楽しむ〜この人この世界」
〔悲劇のロシア〜ドストエフスキーからショスタコーヴィッチへ〕
という番組に出会って単純に感化されました。
亀山郁夫先生の的確な読み解きに魅了されました。
わが問題意識と拙い持論の励みになる論評に共感しました。
8回のシリーズもので初回が「罪と罰」でした。
亀山先生は触れていませんでしたが映画「タクシードライバー」も
同様の概念で、その類似性に驚くばかりです。
国家レベルに拡大解釈すれば、米国大統領も「罪と罰」の
主人公になぞられるのではないかと妄想しております。

何方か小説好きな方、私の代わりに代理読書して下さい。
私も読書は老後か入院時の楽しみに取っておきます。
ことによったら天国まで持ち越しです。

天国バツイチ一派愚婚で
Posted by 二健 at 2008年12月23日 02:47
##############################
なんか、石炭の匂いがするような、骨太な回文群ですね。。。
「首府ペテルブルグ...」が叙情的で好きです。

兵たちシベリア発つ 切り裂く裸足が拘留ツンドラ寒風。興奮から鈍痛揺り動かしたは腐り切ったありえじ時代へ
Posted by 徳永未来 at 2008年12月29日 18:42
¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬¬
徳永未来さま、“石炭の匂いがするような”とは
作者未認識の図星で膝ポンでした。
「首府ペテルブルグ...」は
「首都...」と行きたかったのですが、句尾(?)の都合でこうなりました。
柿の句に一字(も)抜け落ちがありましたので訂正しました。

御作、悲劇のロシアの厳しいイメージが凝縮され感慨深いです。
如何に私たちが恵まれた時代と場所にいるのか痛感させられます。 25762
Posted by 二健 at 2008年12月30日 11:40
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